障がいのある友達はあなたの身近に

携帯電話、スマートフォンが普及した今、

小学生でさえも自分の携帯を持っている。


携帯を初めてもったのは高校生の時だった。

電話帳がだんだん増えていくのは、

当時も今も嬉しいものであった。


さて、今日はパラリンピックに出場することのできる

”障がい”のある友達の話。


まず、あなたの携帯電話を出して

電話帳を開いて欲しい。



その中で、

「佐藤」「鈴木」

「高橋」「田中」

この苗字を持つ人は何人いただろうか。


多い人では、

十数人となる人もいるかもしれない。


少なくとも、小学校・中学校・高校・大学と

この苗字に一度も出会わないでここまで生きてきた

そういう人はかなり少数なのではないだろうか。



実はこの苗字、

日本で最も多い苗字ベスト4

なのである。



日本の人口は、現在1億2000万人ほど、

そのうち、この4つの苗字をもつ人は、

757万人いるようである。

(『歴史読本』編集部(2015)『日本の苗字』KADOKAWA出版)



割合にしてみると、

全人口の約6%

この苗字を名乗っているのである。


さて、この割合を覚えていてほしい。

では、次にこのような質問を

あなたに投げかけてみたいと思う。


日本で、障がいのある人は

どれくらいいるか知っていますか?


・・・


・・・


・・・


・・・


・・・


・・・


答えは、

936万人

である。



先ほどと同様に、

日本の人口と比較してみると、


約7%の人

が障がいをもっているのである。

(平成30年版 障害者白書)

●日本4大苗字をもつ人

=約6%

●障がいをもつ人

=約7%


この割合から何が言いたいかというと、


日本4大苗字(鈴木、佐藤、高橋、田中)
≒ 日本で障がいをもつ人


ということなのである。


あなたの電話帳にあった

日本4大苗字の友達・知人の数かそれ以上に、


実はあなたの身近に、

障がいをもつ人との関わりがあっても

本来おかしくない数ということだ。


この4大苗字の人たちと
会ったり、遊んだりするほど、
障がいの人とふれあいがあってもおかしくない


数字の上では、そのような割合なのである。


これまでの人生で、

障がいのある人を見たり、会ったり、

ましてや遊んだりと、

そこまで関わりがなかった人も


パラリンピックはずいぶん彼らを

近くに感じられるものとなるだろう。


障がいのことについて

改めて考えるいい機会が

2020年にやってくるのだ。